所得税の確定申告で、知っていれば得をする節税方法をいくつかご紹介します。
◆配当金がある場合
上場株式などの配当金は、支払の際に源泉徴収されるため、確定申告を要しないとされていますが、あえて確定申告することにより、配当控除を受けることができ、税金還付の可能性があります。
◆上場株式の売却損がある場合
特定口座では、株の売買のつど源泉徴収されるため、確定申告を要しないとされています。しかし、複数の口座があり、いずれかに損失が出ている場合は、確定申告することにより複数口座間の利益と損失を相殺することがき、税金還付の可能性があります。
◆住宅の売却損がある場合
所有期間が5年を超えるなど、一定の要件に該当する場合には、確定申告することにより、住宅の売却損を給与所得などの他の所得から控除することができます。
◆年末調整を受けていない場合
2箇所以上に勤務されていた、申告対象年度中に退職されたなどの理由で年末調整を受けていない方は、確定申告により税金の還付の可能性があります。