連結納税制度は、親会社と親会社が100%出資している子会社を1つの会社とみなして、法人税を計算する制度です。
グループ経営をされている企業では、この連結納税制度を適用すれば、大きな節税効果を見込むことも可能です。
例えばグループの中に、赤字をかかえる企業がある場合、グループ内企業の利益と赤字を相殺することができ、グループ全体として法人税が少なくなります。
連結納税制度を導入するためには、連結納税を適用する事業年度開始の6ヶ月前までに国税庁長官に承認申請書を提出する必要があります。また、子会社の事業年度を親会社の事業年度とあわせる必要もあります。
このように、連結納税制度を採用する場合、事前に綿密な準備が必要ですが、大きな節税効果が見込めるので、グループ企業は是非ご検討ください。